Sago【ギター工房が作るトーンウッドパター】

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2025/08/15 12:00

パッティングの悩み、感覚だけで終わらせていませんか?

パッティングの精度を高めたいけれど、「何が原因なのか」がはっきりせず、改善の糸口がつかめない——そんな経験はありませんか?


本記事では、パットの上達に役立つデータ指標「ストロークゲインド・パッティング(SGパッティング)」に注目し、その仕組みと活用法を解説します。

ゴルフのスコアに大きな影響を与えると言われることもあるのがパッティング。しかし、練習や分析が曖昧になりがちなのもパットです。理由は簡単で、「感覚」や「フィーリング」で語られることが多く、数値化しにくいと思われてきたからです。

そこで注目されるようになったのが、"ストロークゲインド・パッティング(SGパッティング)"という指標です。感覚に頼りがちなパットを、しっかりと数字で分析できるようにすることで、上達のヒントが見えてくるのです。



ゴルフのスタッツとは?

ゴルフでは、プレー内容を客観的に分析するための統計指標(スタッツ)が数多く存在します。

たとえば:

  • フェアウェイキープ率(ティーショットがフェアウェイに止まった割合)

  • パーオン率(規定打数より2打少ない打数でグリーンに乗せた割合)

  • 平均パット数

これらは長らくスコア分析の基本でしたが、コースや天候、グリーンの速さなどの影響を受けやすく、選手の本当の実力を測るには限界もありました。

そこで登場したのが、"「ストロークゲインド」"という考え方です。




ストロークゲインド・パッティングとは?

"ストロークゲインド・パッティング(SGパッティング)"は、各パットについて「その距離からツアー平均で何打かかるか」と、実際に自分が何打かかったかを比較して計算されます。

計算方法の例:

たとえば、2メートルのパットでツアー平均が1.5打だったとします。

  • 1パットで沈めた場合 → 1.5(平均)− 1(実際)= "+0.5"(スコアを稼いだ)

  • 2パットだった場合 → 1.5 − 2 = "−0.5"(スコアを失った)

このように、プラスの数値なら平均より良く、マイナスなら平均以下という具合に、「どれだけスコアに貢献したか」が数値で表されます。

従来の平均パット数では分からなかった“質”の部分を可視化できる、まさに次世代のパッティング指標です。



SGパッティングの活用法|どう活かすか、どう変わるか

ここでは、ストロークゲインド・パッティング(SGパッティング)を実際にどう活用できるのか、その“活用法”に当たる具体的な変化をご紹介します。SGパッティングの登場により、プロのゴルフは大きく変わりました。

  • "技術や練習の重点が変化"

    • 自分の「どの距離のパットが弱いか」「どの状況で外しやすいか」が明確に。

  • "データドリブンな戦略の普及"

    • 感覚ではなく、データに基づいて練習内容やラウンド戦略を設計。

  • "技術進化の促進"

    • ストロークの安定性やラインの読みなど、パッティング技術そのものがさらに洗練。

  • "選手評価の精度向上"

    • 「なんとなくうまい」ではなく、「何がどう優れているか」を数字で明示可能に。

このように、SGパッティングは単なるスタッツではなく、"ゴルフそのものの考え方を変えた革命的指標"といえます。




日本での現状と今後

日本のJGTO(日本ゴルフツアー機構)でも、ストロークゲインドの概念は取り入れられています。ただし、PGAのように選手個人のスタッツとしてSGパッティングを公表しているわけではありません。

JGTOで導入されているのは、「"SGWR(ストロークゲインド・ワールドレーティング)"」という仕組みで、これは"大会の格付けや世界ランキングポイント(OWGR)を算出するためのもの"です。個人の技術評価ではなく、ツアー全体の評価に使われているのが現状です。

今後、日本でもパフォーマンス分析や選手育成において、個人スタッツとしてのSGパッティングが普及していくことが期待されています。




一般ゴルファーにも広がる可能性

ストロークゲインドは、今やプロだけの指標ではなくなりつつあります。

  • "スマホアプリやゴルフシミュレーターでの搭載が進行中"

  • "自分の弱点を「感覚」ではなく「数字」で把握可能"

  • "効率的な練習やスコアアップに直結"

これまで“なんとなく”だった練習が、「数字に裏付けられた具体的な改善」に変わる。そんな未来が、すでに始まっています。



サウンドパターとの接点|“音”と“数字”、両方で見える自分のゴルフ

Sagoの"木製サウンドパター"は、"芯で捉えたときに美しい音が鳴る"設計になっています。

音によって「打点のズレ」が分かるこのパターは、ストロークゲインド・パッティングと同じように、自分のゴルフを"“見える化”するツール"です。

  • SGパッティング → スコアへの貢献度を数値で見える化

  • サウンドパター → ミスや芯打ちを音で見える化

感覚の世界と思われがちなパッティングを、"音と数字の両面から“分析”できるゴルフ"へ。

「なぜ入らないのか」ではなく、「どうすれば再現できるか」。その視点を与えてくれるのが、このサウンドパターです。




まとめ

ストロークゲインド・パッティングは、パットの世界に革命をもたらした指標です。


そして、これまで“なんとなく”だったパッティングを、「データ」で、「音」で、そして「実感」で捉える時代がやってきています。

パットが苦手な方ほど、まずは自分の打点や感覚に向き合ってみてください。

"Sagoのサウンドパター"は、その一歩を踏み出すあなたに協力させてください。音という新たな感覚を通して、気づきと上達のきっかけを届けます。